増えている子供の脱毛|いじめ・悩むくらいならキッズ脱毛もあり?
いじめ等を理由に増える「子供の脱毛」について
この記事を読むための時間:3分
最近、大人だけでなく子供の脱毛の需要が高まり、キッズ脱毛を取り扱うサロンが増えています。その理由のひとつとして、子供にとって体毛はいじめの原因にもなり、深刻な悩みに繋がりかねないというものがあります。そんな、いじめ等を理由に増える「子供の脱毛」について、脱毛ができる年齢や子供の脱毛のメリット・デメリットを紹介します。
目次
子供の脱毛は何歳からできる?
脱毛が何歳からできるか、具体的なルール・法律は定められていません。そこで、実際にクリニックやサロンでは何歳から脱毛を受けられるのか、そして子供が脱毛を受けるのにおすすめの年齢を紹介します。
3歳から脱毛を受けられるクリニックも
脱毛できる年齢には具体的なルールが決められていないため、各サロンの方針によって年齢制限が設定されています。「7歳から」「10歳から」「生理がきてから」など様々で、中には3歳からを対象としているサロンまで。「大丈夫なの?」と心配してしまいますが、脱毛は子供の身体の発育には影響しないと言われていますので、その点は安心してください。
ホルモンバランスが落ち着く16歳くらいからがおすすめ
子供は毛と毛を作る毛包がまだ未熟で、生え変わりのサイクル(毛周期)も安定していません。また、10歳ごろから始まる二次性徴期にはホルモンバランスが変化し、体毛の濃さ・量などが変化します。そのため、幼少期〜二次性徴期の間に脱毛をしても、今後新しい毛が生えてきたり、大人のように効果が出なかったりします。子供の脱毛は、早くてもホルモンバランスが落ち着いてくる16歳ごろから始めるのがおすすめです。
子供が脱毛を受けるメリット
ホルモンバランスが落ち着くまでは、子供が脱毛を受けても期待通りの効果が実感できない場合もあるということがわかりました。それでも子供が脱毛を受けるメリットはあるのでしょうか?ここからは、子供が脱毛を受けるメリットを紹介します。
コンプレックス・いじめの悩みを解消できる
体毛の濃さが原因でいじめやからかいを受けている場合はもちろんのこと、そうでない場合にも、思春期はホルモンバランスも未熟で精神的に不安定になりやすく、コンプレックスで深く思い悩んでしまうことがあってもおかしくありません。脱毛を受けることで精神的な悩みから解放してあげられるなら、前向きに生活できるようになるなら、と考える親も多いのではないでしょうか?
自己処理のリスクを回避できる
毛深いことに悩む子供は、自分でカミソリを使用してしまう可能性が高く、怪我をする恐れがあります。また、自分で除毛クリームを購入し、使用方法を誤って粘膜を傷つける・髪の毛が縮れてしまうなどのトラブルも起こりかねません。子供が自己処理をしようとして起こるトラブルやリスクを避けられるのも、脱毛の魅力です。
肌が敏感な子供の肌トラブルを回避できることも
肌が弱い、またはアレルギー体質などで、カミソリや除毛クリームでは肌がかぶれてしまう子供も多いはずです。また、カミソリや電気シェーバーで剃る処理は肌の角質層を剥がしてしまうため、肌が敏感な子供は肌トラブルに繋がることも。脱毛をして処理が不要になることで、肌が敏感な子供の肌トラブルを回避できる可能性があります。
子供の脱毛のデメリット
「脱毛は子供の身体の発育には影響しないと言われている」と紹介しましたが、決してデメリットやリスクがないわけではありません。ここからは、子供が脱毛を受けるデメリットを紹介します。
照射時に痛みを感じることがある
脱毛は基本的に痛みを伴います。そのため、小さな子供には我慢できず、施術を最後までできないことがあります。代表的な脱毛の方法には、クリニックなどで受けられる「医療レーザー脱毛」と、エステサロンで受けられる「光脱毛」の2種類があります。特に「医療レーザー脱毛」は痛みが大きいですが、医療機関での施術のため麻酔クリームを使用できることがあります。子供が脱毛を受ける際は、痛みの程度や、麻酔を使用できるかなどを事前に確認しておくことをおすすめします。
将来的にまた生えてくることがある
先ほども紹介したように、子供が脱毛を受けても期待通りの効果が実感できない場合があります。毛や毛を作る毛包が発達したり、ホルモンバランスが変化したりすることによって新しい毛が生えてくるためです。また、毛周期が安定していない子供は最適な頻度で脱毛をするのが難しいため、効果が薄くなる可能性も高くなります。
肌トラブルが起こる可能性がある
カミソリや除毛クリームによる肌トラブルは回避できるものの、脱毛にも肌トラブルを引き起こす可能性はあります。レーザーや電気の熱ダメージによって、施術後にヒリヒリしたり乾燥しやすくなったり。また、脱毛機械の不具合や施術者の技術不足によって、火傷を負う可能性も稀にあります。日焼けした肌は脱毛によって火傷しやすいため、外で運動をする機会の多い子供はリスクが高いと言えるでしょう。そのため、自分で日頃から日焼けケアやスキンケアがしっかりできる年齢になってから脱毛を受けることをおすすめします。
親子でしっかり話をして、脱毛について考えてみよう
「子供の脱毛」について、脱毛ができる年齢や子供の脱毛のメリット・デメリットを紹介しました。様々なデメリットがありましたが、子供の身体の発育に影響がないのであれば「いじめを受けるくらいなら」「思い悩むくらいなら」と、子供に脱毛を受けさせる親が増えているのも理解できます。メリット・デメリットの両方を理解して、親子でしっかり話し合って脱毛を検討しましょう!